だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。(マタイの福音書5章48節)

1.ローマ人への手紙3章19節ー26節
2.テサロニケへの手紙第一5章23節ー24節
3. ヤコブの手紙1章2節ー4節
4. ペテロの手紙第二3章3節ー9節

イエス様は「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。自分を愛してくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょう。取税人でも、同じことをしているではありませんか。また、自分の兄弟にだけあいさつしたからといって、どれだけまさったことをしたのでしょう。異邦人でも同じことをするではありませんか。」と、異邦人、すなわち真の神を知らない人でも同じことをするではありませんか、と語ってから「だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。」とイエス様のみもとに来られた弟子たちに語ったのでした。ところで、ヤコブの手紙1章2節ー「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰が試されると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。」と完全者になるために必要な要素を語っていますが、パウロは「忍耐と励ましの神(ローマ人への手紙15章5節)」と語るとともに「どうか、主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐とを持たせてくださいますように。(テサロニケへの手紙第二3章5節)」と祈っておられます。神の子とされていることを、罪人を救うために忍耐されたイエス様のことを忘れないようにしようではありませんか。