あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネの福音書16章33節)
1.ローマ人への手紙8章18節ー37節
2.コリント人への手紙第一15章51節ー58節
3.ヨハネの手紙第一2章15節ー17節
4.ヨハネの手紙第一5章1節ー5節
イエス様は「ああ、今あなたははっきりとお話になって、何一つたとえ話はなさいません。いま私たちは、あなたがいっさいのことをご存じで、だれもあなたにお尋ねする必要がないことがわかりました。それで、私たちはあなたが神から来られたことを信じます。」と申し上げた弟子たちに「あなたがたは今、信じているのですか。見なさい。あなたがたが散らされて、それぞれ自分の家に帰り、わたしをひとり残す時が来ます。いや、すでに来ています。しかし、わたしはひとりではありません。父がわたしといっしょにおられるからです。わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。」と仰せられてから、「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。」と励まされましたが、その理由として「わたしはすでに世に勝ったのです。」と仰せられました。患難はこの世にあってのみであり、永遠に続くのではないこと、イエス様がどのように勝利されたかを忘れずに、多くの苦しみを経験されたパウロが「今の時のいろいろの苦しみは、将来私たちに啓示されようとしている栄光に比べれば、取るに足らないものと私は考えます。(ローマ人への手紙8章18節)」と語っているように永遠の視点から物事を考えたり見たりするとともに、「私は私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。(ピリピ人への手紙4章13節)」と語っているように、自分の力で頑張るのではなく、恵みによって永遠のいのちが与えられキリストにあって勝利者とされていることを忘れずに、この世が与えることのできない平安や神の力、神の知恵を主からいただいて生きようではありませんか。