ペテロはイエスに言った。「主よ。あなたが、私の足を洗ってくださるのですか。」イエスは答えて言われた。「わたしがしていることは、今はあなたにはわからないが、あとでわかるようになります。」(ヨハネの福音書13章6節ー7節)
1.ヨハネの福音書2章13節ー22節
2.ヨハネの福音書16章12節ー13節
3.コリント人への手紙第一13章1節ー12節
4. テモテへの手紙第二2章1節ー7節
ペテロがイエスに「主よ。あなたが、私の足を洗ってくださるのですか。」と言われたのは、足を洗う仕事は当時奴隷の仕事であったために驚いたからだったのではないでしょう。すると、イエスは「わたしがしていることは、今はあなたにはわからないが、あとでわかるようになります。」と仰せられたのでした。イエス様はペテロや弟子たちにご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえられななけれならないことを前もって話されていたにもかかわらず(マタイの福音書16章21節)、弟子たちが「私たちは主を見た。」と言っても「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません。」と言ったトマスに、それから八日後にご自身を現され「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、私のわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」と仰せられたのでトマスは「私の主。私の神。」と告白されたのでした。信じられないような状態に陥っても主は私たちが信仰を失わないようにとりなし、支えてくださる方であることを、今どうして?と思うようなことがあっても、主の意図するところがあることを、主がわからせてくださる時を備えておられることを心に据えて主を信頼して生きるようにしようではありませんか。