望みを抱いて喜び、患難に耐え、耐えず祈りに励みなさい。(ローマ人への手紙12章12節)

1.ルカの福音書18章1節ー8節
2.ローマ人への手紙4章25節ー5章5節
3.テサロニケへの手紙第一5章16節ー18節
4.ヤコブの手紙5章6節ー16節

イエス様に「私たちはあなたが神から来られたことを信じます。」と告白した弟子たちに、イエス様は「あなたがたは今、信じているのですか。見なさい。あなた方が散らされて、それぞれ自分の家に帰り、わたしをひとり残す時が来ます。」と仰せられるとともに、イエス様にあって平安を持つようになることと「あなた方は、世にあっては患難があります。」と、キリスト者になれば何の問題もなく、快適な生活が保障されると約束されず、かえって患難、すなわち自分では耐えられないと思うような試練が臨むことを話されましたが、「しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」と励まされたのでした(ヨハネの福音書16章30節ー33節)。今日の聖句「望みを抱いて喜び、患難に耐え、耐えず祈りに励みなさい。」は、厳しい迫害にあったパウロのことばです。考えてもいなかったことが起こったり、後悔するようなことをして自分に失望するような時、主が「この世にあっては患難がある」と言われてから、「勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです」と仰せられたことを思い起こし、パウロが「耐えず祈りに励みなさい。」と勧めているように、世に勝利された主はどんな出来事もそのことが起こる前にすでにご存知であること、主は祈りを聞いてくださる方であることを喜び、主には不可能なことはなく、どんなことも益としてくださるとことを思って、どんな時にも、どんな事にも失望しないで、主に期待して祈り、主から平安をいただいて生きようであはありませんか。