平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子と呼ばれるから。(マタイの福音書5章9節)
1.イザヤ書9章6節ー7節
2.ルカの福音書6章28節ー38節
3.ヨハネの福音書1章9節ー13節
4.エペソ人への手紙2章10節ー19節
人々は戦争がもたらすものは破壊であり、悲しみであり、平和とはほど遠いものであるのを知っており、世界平和を願っているにもかかわらず、絶え間なく争いや戦いが起こっていますが、ヤコブはその原因は欲望であることを指摘するとともに、願っても悪い動機で願うならその願いはかなえられないことを語るとともに、「貞操のない人たち。世を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです。」(ヤコブの手紙4章1節ー4節)と、パウロも「この世と調子を合わせてはいけません。(ローマ人への手紙12章2節)」と、ヨハネも「世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。」と、キリスト者が留意すべき点を指摘していますが、その理由について「すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではないからです。」と、語っています。今日の聖句は「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子と呼ばれるから。」と平和をつくることができるのは神の子と呼ばれる人々、すなわち御子イエス様を信じる人々によるものであることを語っています。なぜなら、キリスト者は平和の君であるイエス様に贖われた者であり、十字架で示された神の愛を心に注いでくださる聖霊が与えられているからではないでしょうか。パウロが「互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。そして、これらすべて上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがも召されて一体となったのです。感謝の心を持つ人になりなさい。(コロサイ人への手紙3章13節ー15節)」と勧めているように、イエス様がどのように生きられたかを、平和をつくる者として召されていることを忘れないようにしようではありませんか。