悪い行いに対する宣告がすぐ下されないので、人の子らの心は悪を行う思いで満ちている。罪人が、百度悪事を犯しても、長生きしている。しかし私は、神を恐れる者も、神を敬って、しあわせであることを知っている。(伝道者の書8章11節ー12節)
1.エゼキエル書18章20節ー32節
2.テモテへの手紙第二3章12節ー17節
3.ヘブル人への手紙4章12節ー16節
4.ペテロの手紙第二3章3節ー10節
ロシアがウクライナに侵攻してから停戦になるどころか、金正恩氏がプーチン氏を訪問し、プーチン氏は北朝鮮から武器を調達しようとしているのではないか、と、人は平和を願いながらも当分戦争が続くような報道がなされています。ヤコブの手紙4章1節は戦いや争いの原因は、欲望、すなわちひとりひとりの心の問題であることを語っています。ですから、ソロモンも「悪い行いに対する宣告がすぐ下されないので、人の子らの心は悪を行う思いで満ちている。罪人が、百度悪事を犯しても、長生きしている。」と、悪い行いの源は心のあり方にあることや彼らが悪を行い続けているのは、神が有罪判決をすぐに出されないからであることを語っています。ところで、神がすぐに裁かれない理由を「わたしは悪者の死を喜ぶだろうか。ー神である主の御告げー彼がその態度を悔い改めて、生きることを喜ばないだろうか。」というエゼキエル書18章23節に見ることができます。私はロシアがウクライナに侵攻し悲惨な状態が報道された時、神に栄光を帰さなかったヘロデ王のようにプーチンも虫にかまれて息が絶えるように願いましたが、イエス様が心の中で思ったことは行ったことであることを仰せられたことを思い起こし(マタイの福音書5章27節ー28節)、私も殺人者であることを示され、その願いは間違っていたことを悔い改め、プーチン氏が悔い改めるように祈りました。パウロは「怒っても罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。(エペソ人への手紙4章26節ー27節)」と語っています。悪魔は平和を壊す働きをし、肉の行い(ガラテヤ人への手紙5章19節ー21節)に生きるように誘惑しますが、イエス様は平和の君であり、どんなことも益にすることのできる方であり、私たちの弱さをよくご存知で、罪に定められないようにとりなして祈っていてくださるのです。ですから、ソロモンは「。しかし私は、神を恐れる者も、神を敬って、しあわせであることを知っている。」と語っているのではないでしょうか。まことのしあわせは、神を恐れる、すなわち神がどんな偉大な方であるのかを知って生きることではないでしょうか。