まことに私たちの心は主を喜ぶ。私たちは、聖なる御名に信頼している。(詩篇33篇21節)
1.ネヘミヤ記8章1節ー12節
2.詩篇37篇1節ー4節
3.ローマ人への手紙5章6節ー11節
4.ピリピ人への手紙3章1節ー9節
ヤコブの手紙3章2節が「私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。もし、ことばで失敗しない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。」と語っているように、「あのようなことを言わなければよかった。」とか「あのようなことをしなければよかったのに」と過去を振り返って罪責感や罪悪感に悩まされて後悔するようなことをすべての人は経験しているのではないでしょうか。瀬戸内寂聴さんは笑いが人生を変えるようなことを提唱されておられたように、テレビは盛んに笑いを提供するような番組が増えているように思いますが、人には記憶力が与えられているので過去を忘れることができないために笑いには解決を与える力はないのではないでしょうか。笑いは喜びを表現する一つの要素ですが、老いを感じて来ると、若い時のような勢いや将来に対する希望や期待が失われてしまい、「何の喜びもない(伝道者の書12章1節)」「いつまで生きていなくてはいけないのか」と、死を待ち望むようなことを言いつつも、死を恐れて長寿を願うような矛盾した状態に陥ってしまうのではないでしょうか。そのような状態から脱却できる秘訣は、パウロが「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。(コリント人への手紙第二5章 17節)」と語っているように後悔するような思いをもたらす過去の罪や過ちはすでに十字架で処理されているだけでなく、日々栄光から栄光へと主と同じかたちに姿が変えられる人生が与えられていることを、今日の聖句「まことに私たちの心は主を喜ぶ。私たちは、聖なる御名に信頼している。」を心に据えて、主の聖なる御名によって救わ、永遠のいのちが与えられていることを感謝するとともに、主を喜びながら主からの力を得て生きようではありませんか(ネヘミヤ書8章10節)。