絶えず祈りなさい。(テサロニケ人への手紙 第一 517節)

1.ローマ人への手紙1530
2.エペソ人への手紙610節―20
3.ヤコブの手紙513

かつて「赤と耶蘇(やそ)」と共産主義とキリスト教を蔑視していた東北地方、とくに日本のチベットといわれる岩手県のためにコンサートをして欲しい、という依頼を受け、日本基督教団の岩手中央地区の教会を12箇所ほど訪ねたことがあり、厳しい状況の中、なんとか人々が主を信じて欲しいという願いを持って祈っておられる先生方や信徒さんの姿勢に感動しました。2011年3月11日に恐ろしいほどの勢いで大津波が東日本を襲っただけでなく、福島の原子力発電所も多大な被害を受け、今も解決の目処がたたないような状況があります。当時私たちの存じ上げている若い牧師先生とその教会の安否が気になってコンタクトをとろうとしましたが、不可能だったので1ヶ月後の四月に援助物資を車に積んで東北に向かい、二つの教会を訪ねることができました。一つの教会に着いてみると、教会の前には大きなテントが張られ、暖をとることができるように石油ストーブがあり、長椅子が何脚かストーブを囲んで置かれていました。教会の入り口には「今は祈りの時」と大きく書かれた看板が設置されていました。かつて大船渡で牧会され、定年退職された若い先生のお父様もちょうど息子先生の教会におられ、十年数年ぶりに会えてお互いに喜び合いました。援助物資を教会の中に運んでから、テントの椅子に座ってお父様先生と信徒の方々のお証を伺って帰路に着きました。息子先生の車は津波で流されていたので、私たちの車で先生の言われたとおり走り、着いた所は大槌町でした。当時テレビで放映された津波による恐ろしいほどの状況を目の前にしながら、励ましのために主人はチェロを持っていったので、先生から「ボーマン先生、ここでチェロを演奏していただけますか。」と尋ねられたので、木箱を見つけてそれを椅子がわりにしてバッハの無伴奏チェロ組曲を弾き、先生はご自分で作詞作曲された賛美を歌われてから大槌町に福音が伝わるように、この悲劇を主の栄光に変えてくださるようと祈り、先生を教会にお送りしてから次の教会を訪ねて帰路に着きました。「今は祈りの時」という看板は、非常に印象的でした。今は、なるべく人が集まらないように警告されている状況下では特別集会ができないような状況ですが、毎日報道される疫病新型コロナウイルスを主が止めてくださるように、大震災の被災者の方々の中からキリスト者が起こされた東日本のように、多くの方々が永遠のいのちを与えることのできるイエス様を心にお迎えするように主が福音宣教の働きを祝福してくださるように祈ろうではありませんか。