主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。あなたこそは私のすわるのも、立つのも知っておられ、私の思いを遠くから読み取られます。(詩篇139篇1節―2節)
1.サムエル記 第一 15章6節―13節
2.マルコの福音書2章1節―12節
3.ルカの福音書11章14節―20節
人はとかく人のことばや行動な、見た目で判断をし、さまざまなことを想像して自分なりの結論を出しやすいのではないでしょうか。しかし、コリント人への手紙 第一 2章11節は「いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知っているでしょう。」と、人は他者の心を知ることはできないことを語っています。しかも、ローマ人への手紙16章17節―18節は「兄弟たち。私はあなたがたに願います。あなたがたの学んだ教えにそむいて、分裂とつまずきを引き起こす人たちを警戒してください。彼らから遠ざかりなさい。そういう人たちは、私たちの主キリストに仕えないで、自分の欲に仕えているのです。彼らは、なめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましているのです。」とキリスト者であっても人を騙すようなことをしてしまうことを語っています。今日の聖句は「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。あなたこそは私のすわるのも、立つのも知っておられ、私の思いを遠くから読み取られます。」と、主は私たちの行動だけでなく、心のうちや動機(ヤコブの手紙4章3節)までもご存知な方で、人に騙されるような方ではないのです。主はキリスト者の弱さをよくご存知で罪に定められないようにとりなしていてくださっていることを(ローマ人への手紙8章23節―24節)、ピリピ人への手紙4章6節―7節が「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」と勧めていることを心に留めて、心のうちを正直に主に申し上げるとともに主がどのような方であるかを思い起こし、心と思いを主に守っていただこうではありませんか。