不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。(マタイの福音書24章12節)
1.ローマ人への手紙13章11節ー14節
2.テサロニケへの手紙第二2章1節ー12節
3.ペテロの手紙第一5章6節ー11節
4.ヨハネの手紙第一4章7節ー21節
弟子たちがエス様が再臨される時や世の終わりにはどんな前兆があるのかを尋ねられたイエス様は、まず、人に惑わされないように仰せられてから戦争や戦争のうわさを聞くだけでなく、民族は民族に、国は国に敵対することや方々にききんと地震が起こることやキリスト者が迫害されたり殺されることや人が互いに裏切り、憎み合うようになり、にせ預言者が多くの人々を惑わすようになることを仰せられてから「不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。」と仰せられました。ところで、パウロは「終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。」と語ってから、そのときに人々は自分を愛する者、金を愛する者、神よりも快楽を愛する者になり見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になる(テモテへの手紙第二3章1節ー5節)、と、愛する対象が神や他者でなく、お金や快楽を愛することは自分を愛することに集約されるのではないでしょうか。ですからイエス様は愛が冷えるのは不法がはびこるから、と語っていますが、その原因は不法の者である悪魔とも呼ばれるサタンの働きであるために、ペテロは「悪魔はほえたける獅子のように、食い尽くすべものを探し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」と勧めてから「ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通ってきたのです。」と語っています。キリスト者の心には十字架で示された神の愛が聖霊によって与えられていることを、罪や死、過去から救われていることを忘れずに、主を愛し、隣人を愛して生きることができるように聖霊様に助けていただこうではありませんか。