苦難と忍耐については、兄弟たち、主の御名によって語った預言者たちを模範にしなさい。見なさい。耐え忍んだ人たちは幸いであると、私たちは考えます。あなたがたは、ヨブの忍耐の事を聞いています。また、主が彼になさったことの結末を見たのです。主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方だということです。(ヤコブの手紙5章10節ー11節)
1.コリント人への手紙第一9章34節ー10章13節
2.ヘブル人への手紙5章7節ー10節
3.ペテロの手紙1章3節ー9節
4.ペテロの手紙第一5章7節ー11節
ヤコブは1章において「私の兄弟たち、さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰が試されると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。(ヤコブの手紙1章2節ー4節)」と勧告してから、「苦難と忍耐については、兄弟たち、主の御名によって語った預言者たちを模範にしなさい。見なさい。耐え忍んだ人たちは幸いであると、私たちは考えます。あなたがたは、ヨブの忍耐の事を聞いています。また、主が彼になさったことの結末を見たのです。主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方だということです。」と語っています。ヨブは、主がサタンに対して「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいないのだが」と言われるほどの人でしたが、サタンの攻撃にあっても神を呪うようなことはしなかったのですが、三人の友から非難されると、自分の生まれた日を呪ったり(ヨブ記3章1節及び11節)、三人と論争したりしましたが、「今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。(ヨブ記17章19節ー21節)」と、神に対する信仰を失うことなく、イエス様に関する驚くべき啓示を受けたのでした。最終的に神はヨブを非難した三人の友を非難し、ヨブには二倍の祝福を与えられたので、ヤコブは「主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方」と語っているのではないでしょうか。苦しみの中でヨブのようになげいてしまうことがありますが、私たちの弱さをよくご存知な主が信仰がなくならないように祈っていてくださることを、永遠のいのちが、永遠の栄光(ペテロの手紙第一5章10節)が与えらていることを忘れずに生きようではありませんか。