世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。(ヨハネの手紙第一5章5節)

1.ヨハネの福音書16章30節ー33節
2.使徒の働き26章2節ー23節
3.ローマ人への手紙8章33節ー39節
4.コリント人への手紙第一15章50節ー57節

ヨハネは「世をも、世にあるものをも、愛してはいけません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです。世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行う者は、いつまでもながらえます。(ヨハネの手紙第一2章15節ー17節)」と、この世で生きている限り、この世のものは必要ですが、この世を愛する、すなわちこの世のものに心を奪われると、人を滅ぼす欲や高ぶりに支配され、イエス様を信じているにもかかわらず、満ち足りた心を伴う敬虔さを失い、聖霊を悲しませるような、すなわち主を悲しませるような状態に陥ってしまう危険性を語っています。多くの苦しみを経験されたパウロはどんな苦悩も、恥ずかし目を受けても、キリスト者は圧倒的な勝利者となることを断言していますが、その根底にはキリスト・イエスにある神の愛から引き離すものは何もないという確信を持たれていたからではないでしょうか。キリストにあって、罪や死、悪魔の手から解放することができないこの世に勝利している者であることを自覚しようではありませんか。