あなたのみおしえを愛する者には、豊かな平和があり、つまずきがありません。(詩篇119篇165節)
1.詩篇1篇1節ー3節
2.詩篇 119篇97節ー104節
3. 詩篇119篇137節ー144節
4.コロサイ人への手紙3章9節ー15節
現代は情報過多の時代ではありますが、情報統制や言語統制が敷かれ、何が真実で、何を信じればよのかわからないような時代になっています。このところAI(人工知能)がもてはやされていますが、数ヶ月前、安野貴博氏はAIが伴うリスクを紹介していました。彼が白い機器を口に当てて話すと、岸田首相の声だけでなく話す速度も首相とそっくりの音声が流されるのを見ながら、人が人を信用できないような恐ろしい時代になったと思わされました。人間の知恵を誇り、まことの神を考慮しない現代社会は人々に不安や思い煩い、恐れや混乱をもたらしています。パウロは「終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。」と語ってから、その原因を「そのときに人々は自分を愛する者、金を愛する者、・・・・神よりも快楽を愛する者になり、見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になるからです。」と語っています。イエス様が神と隣人を愛するように仰せられたことを思うと(マタイの福音書22章37節ー39節)、愛する対象が間違っていることを指摘されたのではないでしょうか(テモテへの手紙第二3章1節ー5節)。自分を愛すると礼儀に反するようなことをしてしまう可能性がありますし、この世に生きている限りお金は必要ですが、お金を愛する、すなわち「お金があるから・・できるお金がないから・・できない。」というような考えでお金が決定権を持ってしまい、必要なものは主が与えてくださるという信仰に生きられなくなってしまうために、パウロは「お金を愛することは全ての悪の根」と語っています。この不安な時代、何を信じて良いのかわからないような時代だからこそ、今まで以上に今日の聖句が「あなたのみおしえを愛する者には、豊かな平和があり、つまずきがありません。」と語っているように、人のことばにつまずかないように、心がこの世が与えることのできないキリストの豊かな平和(ヨハネの福音書14章27節)で守られるように、みおしえを愛する、すなわち聖書の教えに基づいた生活をしようではありませんか。