御名を知る者はあなたに拠り頼みます。主よ。あなたはあなたを尋ね求める者をお見捨てになりません。(詩篇9篇10節)

1.サムエル記第一17章31節―50節
2.列王記第一18章19節―39節
3.ヨハネの福音書17章6節―20節
4.ピリピ人への手紙2章6節―11節

サウル王も彼の軍隊も意気消沈し、非常に恐れてゴリヤテと一対一で戦う気力を失っていましたが、ダビデはゴリヤテに向かって「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの先陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。」と言い、ひとつの石をもって倒したように、ダビデは主の御名の威力をよくご存じでした。しかし、サウルからいのちをねらわれると神に拠り頼む事をせず、自分の考えでペリシテ人のアキシ王を頼りツイケラグに住み、アキシ王からイスラエルとの戦いに誘われて窮地に陥っても祈ることもしませんでしたが、主はペリシテ人の他の首長たちを用いて、彼らがダビデを戦いに参加させることに反対したために助かりましたが、ダビデたちがアキシ王のもとから帰還すると、略奪隊によって町が焼かれ、すべてのものが奪われていたので民がダビデを石で打ち殺そうと言い出した時、彼は主に立ち返って主に拠り頼んで「あの略奪隊を追うべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」と伺うと、ダビデが「御名を知る者はあなたに拠り頼みます。主よ。あなたはあなたを尋ね求める者をお見捨てになりません。」」と語っているように、主はダビデを見捨てることなく「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる。」と約束され、その約束を信じてダビデは行動したのですべてのものを取り戻しただけでなく略奪隊アマレク人がペリシテ人や他の地で奪ったものも得たのでした。私たちもダビデのように、自分の考えや思いに生きていても、主は主の御名によって祈る私たちをお見捨てになさらず、かえってとりなしておられ、勝利をもたらしてくだる恵みとまことに満ちておられる方であることを忘れずにダビデのように主に拠り頼んで生きるようにしようではありませんか。