悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。(ローマ人への手紙12章21節)
1.詩篇37篇1節―8節
2.イザヤ書5章12節―15節
3.マタイの福音書5章38節―48節
4.エペソ人への4章26節―32節手紙
ダビデとダビデの家来たちが謀反を起こしたダビデの息子アブシャロムから逃げパフリムという所に来るとサウルの一族のひとりシムイがダビデをのろって「出て行け、出て行け。血まみれの男、よこしまな者。主がサウルの家のすべての血をおまえに報いたのだ。サウルに代わって王となったおまえに。主はおまえの息子アブシャロムの手に王位を渡したのだ。今、おまえはわざわいに会うのだ。おまえは血まみれの男だから。」と、言ったので、アビシャイが「この死に犬めが、王さまをのろってよいものですか。行って、あの首をはねさせてください。」と、ダビデに申し出ると、ダビデは「ツエルヤの子らよ。これは私のことで、あなたがたには、かかわりのないことだ。彼がのろうのは、主が彼に、『ダビデをのろえ』と言われたからだ。だれが彼に、『おまえはどうしてこういうことをするのだ』と言えようか。」と語ってから、アビシャイと彼のすべての家来たちに「見よ。私の身から出た私の子さえ、私のいのちをねらっている。今、このベニヤミン人としては、なおさらのことだ。ほうっておきなさい。彼にのろわせなさい。主が彼に命じられたのだから。たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう。」と(サムエル記第二16章5節ー12節)、箴言3章6節が「あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。」と勧めているように、でたらめを並べ立てて言ったシムイよりも主の主権を、主の恵みをご存知で、すべてを主に委ねてシムイのいのちを救われただけでなくアビシャイや家来たちが罪を犯さないようにされたのでした。アビシャロムが戦死し、ダビデがエルサレムに帰還するときシムイはダビデに謝罪したのでした。怒ったり憤ったりしても今日の聖句「悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」を、思い起こして、自分の義に生きて怒りや憤りに支配されないように、神を考慮しないようにさせようとする悪魔に機会を与えなために(マタイの福音書16章23節、エペソ人への手紙4章26節―27節)、ダビデのように主の主権を認めるようにしようではありませんか。