望みを抱いて喜び、患難に耐え、耐えず祈りに励みなさい。(ローマ人への手紙12章12節)
1.ローマ人への手紙8章18節―24節
2.ローマ人への手紙15章4節―13節
3.エペソ人への手紙6章10節―20節
4.ペテロの手紙第一1章18節―21節
信仰のゆえにさまざまな試練に会い、死を覚悟するほどの迫害にあったパウロは「望みを抱いて喜び、患難に耐え、耐えず祈りに励みなさい。」と、喜ぶこと、耐えること、励むべきこと、と日々の生活においてなすべき三つのことを語っています。パウロは「「御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめきながら、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだの贖われることを待ち望んでいます。私たちは、この望みによって救われているのです。(ローマ人への手紙8章23節―24節)」と、イエス様が死からよみがえられたことによって永遠のいのちが確かなものであり、やがて主にお会いすることができるという喜びをいだいておられたために、患難に耐えられたのではないでしょうか。その秘訣は、祈りをもっていつも主を思っていたからではないでしょうか。苦悩するようなことは喜ばしいものではなく。かえって悲しく思われますが、やがて平安な義の実を結ぶことになることを(ヘブル人への手紙12章11節)、あらゆる恵みに満ちた神は真実な方で耐えられないような試練を与えることはなさらない方であるだけでなく(コリント人への手紙第一10章13節)、かえって、しばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださること(ペテロの手紙第一5章10節)、私たちの失敗さえも益としてくださることを心に据えて、どんな時にも罪人を救うために十字架でご自身を捧げらた信仰の創始者であり完成者であるイエス様がおられることを思い起こし、いつも主を仰ぎ見て祈ろうではありませんか。