悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだから。(ペテロの手紙第一3章9節)

1.詩篇37篇1節―11節
2.ローマ人への手紙12章17節―21節
3.ガラテヤ人への手紙3章8節―14節
4.テサロニケへの手紙第一5章14節―22節

今日の聖句は「悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだから。」と、日常生活において、行いにおいても、言葉においても世の人々と同じように、やられたら同じやり方でやり返すような生き方をしないように忠告されるとともに、キリスト者が自覚すべきことをも語っています。イエス様は「私たちを試みに合わせず、悪よりお救いください。」と祈るように教えてくださいました。興味深いことに、パウロは、「だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行うように努めなさい。・・・御霊を消してはいけません。預言をないがしろにしてはいけません。しかし、すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。悪はどんな悪も避けなさい。(テサロニケへの手紙第一5章15節及び19節―22節)」と忠告しています。ところで、キリスト者は世全体を支配している悪い者、すなわちサタンや全生涯の罪、すなわちすべての悪からも救われているのですが、悪に走らせようとする肉の思いや肉の行いが日々戦いを挑んで来るのではないでしょうか。パウロは「私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。(ガラテヤ人への手紙5章16節)」と肉に勝利する秘訣を語っています。キリスト者には、恵みによって救われ、御国を受け継ぐことの保証として御霊が与えられていること、天にあるすべての霊的祝福をもって祝されていること、永遠の栄光の中に招き入れられていることを忘れずに人々が主を知り、悔い改めて主からの祝福を受ける者となられるように祈ろうではありませんか。