熱心だけで知識のないのはよくない。急ぎ足のものはつまずく。(箴言19章2節)

1.ローマ人への手紙10章1節―4節
2.ローマ人への手紙11章25節―36節
3.コリント人への手紙第一1章16節―25節
4.コリント人への手紙第一 3章18節―4章5節

使徒たちを殺そうとした人々に対して「あの人たちから手を引き、放っておきなさい。もし、その計画や行動が人から出たものならば、自滅してしまうでしょう。しかし、もし神から出たものならば、あなたがたには彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」と言って説得した律法学者でパリサイ人で、パウロの師であったガマリエルと違って、パウロは神に対して熱心でしたが、キリストナザレ人イエスの名に強硬に敵対すべきと考えてキリスト者を迫害していたのですが、キリスト者となった彼は行いではなく恵みによって人は救われること、律法による自分の義ではなく、キリストを信じる信仰によって与えられる神の義を知る者となり、同胞のユダヤ人の救いを願うとともに、彼らが抱えている問題につぃて「私は、彼らが神に対して熱心であることをあかしします。しかし、その熱心は知識に基づくものではありません。というのは、彼らは神の義を知らず、自分自身の義を立てようとして、神の義に従わなかったからです。」と、語りました。ところで、今日の聖句は「熱心だけで知識のないのはよくない。急ぎ足のものはつまずく。」と語っていますが、ただ問題はどのような知識をもっているかにもあるのではないでしょうか。この世の知識ではなく神に関する知識、すなわち神がどのような方であるかを忘れずにどんな状況にあってもあわてることなく、すべてのことを益としてくださる主の前に静まり、主からの平安を得ようではありませんか。