信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、したがって、見えるものが目に見えるものからできたのではないことを悟るのです。(ヘブル人への手紙11章3節)

1.創世記1章1節ー31節
2.詩篇119篇97節ー105節
3.ローマ人への手紙1章16節−25節
4.コリント人への手紙第一1章18節ー25節

ソロモンは神から与えられた知恵をもって「日の下」「天の下」すなわち、「この世」のさまざまな分野を探索する中で「実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。(伝道者の書1章18節)」と語っているように、すでに十数年前にノーベル賞の授賞式の後、受賞者たちによる討論会が開かれますが、彼らは地球資源の限界や温暖化のもたらす弊害を話され、私たち一般人が感じている以上に地球の将来に対し、非常に悲観的でした。ですから、宇宙飛行士のおひとりが話しておられましたが、地球以外の場所で人間が生きられる惑星を探しているのです。現在は有力な候補として火星があげられています。先日、アメリカの航空宇宙局(NASA)は、火星での生活を想定した実験を計画しているという報道がありました。実験期間は3Dプリンターを使って建てている施設で一年間を過ごしてくださるボランテイアを募集しているそうです。ノーベル賞を授与されるほどの頭脳をお持ちの日本人の方でも、祖先崇拝や偶像崇拝をあたりまえのようにされているのは非常に不思議なことですが、パウロが「知者はどこにいるのですか。学者はどこにいるのですか。神はこの世の知恵を愚かなものにされたではありませんか。事実、この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは、神の知恵によるのです。それゆえ、神はみこころによって、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救おうと定められたのです。(コリント人への手紙第一1章20節―21節)」と語っているように、彼らの問題は創造者なる神をご存知ないために、みことばの真理がわからないことにあるのではないでしょうか。神はまず人が生活できる環境を整えられたのでした(創世記1章)。今日の聖句を心に据えて、信仰が与えられていることを、NASAの科学者よりも悟りが与えらていることを感謝するとともに、彼らをはじめ、人々の心の目が開かれるように祈ろうではありませんか。