目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。(コロサイ人への手紙4章2節)
1.マルコの福音書14章32節ー42節
2.ルカの福音書18章1節ー8節
3.エペソ人への手紙6章10節ー20節
4.テサロニケ人への手紙第一5章16節ー17節
今日の聖句は「目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。」と、祈る時の留意点を語っています。まず、「目をさまして」とあります。イエス様は「祈るとき、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」と仰せられてから、「だからこう祈りなさい。」と、まず祈りの冒頭に「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。」と教えられたように「目をさます」ということは、状況をしっかり見つめるだけでなく、天に座しておられる神に向かって祈っていること、主はご計画に従ってことを進められる方であることを自覚することではないかと思わされます。感謝ができない時は、イスラエルの民のように神の偉大さや神にはお考えがあることを忘れてしまっているからではないでしょうか。ローマ人への手紙12章12節に「絶えず祈りに励みなさい。」とありますが、それは今日の聖句の「たゆみなく」と同じギリシャ語が使われていることから、油断しないでいつも祈るようにパウロは勧めているのではないでしょうか。イエス様はゲッセマネで眠ってしまった弟子たちに、悪魔の誘惑に陥らないために目をさまして祈り続けるように言われました。主の時があることを心に据えて(伝道者の書3章11節)、イエス様が仰せられたように失望しないで主を信頼して祈ろうではありませんか(ルカの福音書18章1節)。