あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。(詩篇37篇5節)

1.詩篇625節―8
2.箴言3章3節ー7節
3.イザヤ書556節―11
4.ペテロの手紙第一5章7節―10節

イエス様は「祈るとき、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」と仰せられてから、どのように祈るべきかをお教えくださっただけでなく、もうひとたび、天の父は日常生活に必要なものご存知であることを語られてから、異邦人、神の民出ない人々、すなわちこの世の人々と同じ道を歩まないように話されるとともに「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすればこれに加えて、これらのものはすべて与えられます。だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」とキリスト者が歩むべき道を説かれました(マタイの福音書6章7節―13節及24節―34節)。人はとかく自分とこの世のことに心が向いてこの世の繁栄を求めて生きてしまいがちですが、そのような生き方をしていると自分の欲望が神となってしまうことをパウロは語っています(ピリピ人への手紙 3章18節―19節)。キリスト者も気をつけないと、必要なものは神が与えてくださるのを忘れて、この世の人々と同じようにこの世の繁栄を求めるようなことをしてしまうのではないでしょうか。今日の聖句は「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」と、「主にゆだねよ」「主に信頼せよ」「主が成し遂げてくださる」と三度も「主」が強調されています。パウロは「私たちは真実でなくても、彼は常に真実である、彼にはご自身を否むことができないからである。(テモテへの手紙第二2章13節)」と語っています。さまざまな状況において、どんな結果が出ても、主は私たちの思いや願いをはるかに越えたご計画を持っておられることを、主がどのような方であるかを思い起こし、私たちの道、すなわち私たちの人生を主の主権のもとに置こうではありませんか。