ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。(ヤコブの手紙4章7節)

1.ルカの福音書827節―39
2.使途の働き26章9節ー18節
3.エペソ人への手紙2章1節−9節
4.エペソ人への手紙6章10節―16節

イエス様は「悪魔は初めから人殺しであり、真理に立っていません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときには、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。(ヨハネの福音書8章 44節)」と悪魔について語っています。エバだけでなくアダムは神の警告を聞いていながらサタンのことばを信じて神が禁じた善悪の知識の木から取って食べたことによって神が仰せられたように人類に死が入っただけでなく、世全体を支配している悪魔(サタン)や悪霊、罪に支配される者となってしまったのですが、そのすべてのものから救うために、神は御子イエス様をこの世に遣わされたのでした。ですから、キリスト者はキリストのゆえに悪魔にすでに勝利された者とされているのですが、黙示録12章17節に「龍は神の戒めを守り、イエスのあかしを保っている者たちと戦おうとして出て行った。」と、龍、すなわち悪魔はキリスト者に戦いを挑んでくることを語っています。キリスト者はすでにこの世やサタン(悪魔)に勝利しているはずなのに、彼は偽り者なので、神よりも自分の方に力があるかのように思わせ、なんでもサタンの攻撃と言ってしまいがちになるのではないでしょうか。今日の聖句は「ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」と、まず、「ですから」と語っていますが、それはヤコブの手紙4章1節―6節を受けてのことで、この世の人々と同じように欲に支配さるような者であったにもかかわらず恵みが与えられたことを自覚するように勧めるとともに、神に従うなら、悪魔が逃げるほど力のあるものであることを語っています。アダムは神の警告、すなわち神のことばをなおざりにしたこと、すなわち神に従わなかったことによって悪魔の策略にひっかかってしまいました。イエス様はみことばをもって悪魔の試みに対処すると悪魔は離れたのでした(マタイの福音書4章1節―11節)。実は、悪魔は敗北しており、悪霊たちはイエス様を恐れています(ルカの福音書8章28節)。そのイエス様が聖霊なる神とし内住しておられることを心に据え、神に従う、すなわちいのちのみことばをしっかり握って生きようではありませんか。