私たちは、この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ後に来ようとしている都を求めているのです。ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえを、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。(ヘブル人への手紙13章14節―15節)
1.使徒の働き16章16節―34節
2.コロサイ人への手紙3章2節―4節
3.ヘブル人への手紙11章1節―16節
4.ペテロの手紙 第一1章3節―4節
イエス様は「わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。わたしは、彼らのため、わたし自身を聖め別ちます。彼ら自身も真理によって別たれるためです。わたしは、ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにもお願いします。(ヨハネの福音書17章16節―20節)」と、キリスト者はこの世に属するものではなく、この世に遣わされている存在であることを、みことばをもって聖別してくださるように祈られました。イエス様がご自身の死と復活について弟子たちに打ち明けると、「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」とイエス様をいさめたペテロに「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と仰せられたように、サタンはキリスト者が神やみことばに生きないように、地上のことだけに心を向けるようにしてくるのではないでしょうか。今日の聖句「私たちは、この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ後に来ようとしている都を求めているのです。ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえを、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。」はそのようなサタンの試みに勝利する秘訣を語っているのではないでしょうか。主人は日本に帰化していないので国籍はスウェーデンですが、永住権を持っていますが、スウェーデン国籍も永住権も永遠を保証していません。ヤコブの手紙5章13節は「あなたがたのうちに苦しんでいるひとがいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか、その人は賛美しなさい。」と勧めていますが、今日の聖句が勧めているように喜ぶことがでいないような時、苦しんでいる時こそ、主は祈りをお聞きくださる方であることを、キリストによって天の国籍を、永遠の都を持つ者とされていることを感謝するとともに、そのために、主がどれほどのことをしてくださったかを、私たちの信仰がなきうならないように、罪に定められないように父なる神の右の座に座してとりなしていてくださることを思い起こし、主を見上げて、賛美のいけにえをささげようではありませんか。