わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げる。(エレミヤ書33章3節)

1.イザヤ書507節―15
2.イザヤ書556節―13
3.ダニエル書2章1節ー47節

いくつかの夢を見て心が騒ぎ眠れなかったネブカデネザル王は、呪法師、呪文師、呪術者、カルデヤ人を呼び寄せて夢を解き明かすように命じたのですが、彼らがどんな夢なのかを尋ねても、王はどんな夢であったのかを話さず、かえって「どんな夢かを私に話せ、そうすれば、あなたがたがその解き明かしを私に示せるかどうか、私にわかるだろう。」と言われたので、彼らは「この地上には、王の言われることを示すことのできる者はひとりもありません。どんな偉大な権力のある王でも、このようなことを呪法師や呪文師、あるいはカルデヤ人に尋ねたことはかつてありません。王のお尋ねになることは、むずかしいことです。肉なる者とその住まいを共にされない神々以外には、それを王の前に示すことのできる者はいません。」と申し上げたので、王は怒り、大いにたけリ狂い、バビロンの知者をすべて滅ぼすように命じたので、知者たちは殺されることになったのですが、王の侍従長アルヨクから事情を聞いたダニエルは王に解き明かしをするための時間を与えてくださるように申し上げてから、バビロンの知者たちとともに滅ぼされないように願って祈ると、神が夜の幻のうちに王が秘密にしていることを啓示されたので、ダニエルは天の神をほめたたえたのでした。ダニエルは王に「王が求められる秘密は、知者、呪文師、呪法師、星占いも王に示すことはできません。しかし、天に秘密をあらわすひとりの神はおられ、この方が終わりの日に起こることをネブカネデザル王に示されたのです。」と話され、夢もその意味もすべてを解き明かされたのでした(ダニエル書2章1節―45節)。ところで、ヘブル人への手紙1章1節―2節は「神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。」と語っています。今日の聖句「わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げる。」は監視の庭に閉じ込められていたエレミヤへの主のことばであり、将来、罪を犯したイスラエルの民をいやし平安と真実を豊かに示し、ユダとイスラエルの回復を主がされることを告げたのでした。イエス様は「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がせてはなりません。恐れてはなりません。(ヨハネの福音書14章26節―27節)」」と仰せられました。真理に導いてくださる御霊が与えられていることを感謝するとともに、どんな時にもすべてをご存知な主に祈り、主に拠り頼み、主の平安をいただいて生活しようではありませんか。