あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。(ルカの福音書6章36節)

1.ネヘミヤ書91節―31
2.詩篇103篇8節ー14節
3.哀歌3章19節ー24節
4.ルカの福音書6章28節ー35節

イエス様は目を上げて弟子たちを見つめながら、世の人々と同じような生き方をしているなら何も良いところはないことを語ってから、「ただ、自分の敵を愛しなさい。彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。そうすれば、あなたがたの受ける報いはすばらしく、あなたがたは、いと高き方の子どもになれます。なぜなら、いと高き方の子どもとなれます。なぜなら、いと高き方は、恩知らずの悪人にも、あわれみ深いからです。」と語ってから「あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。」と命じております。神はアダムに「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木から取って食べてはならない。しれを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と自由意志を与えるとともに主のことばに聞き従うべきことをはっきり話されたのですが、彼は神のことばをなおざりにし、エバの声に聞き従って罪を犯し。自分たちの考えでいちじくの葉をつづり合わせて自分たちの腰のおおいを作ったのですが、あわれみ深い神は、枯れてしまうような、しかも葉の先端は鈍く尖っており、表面には短毛があってザラつくだけでなく、歯の裏にも開出毛が密生しているようなイチジクの葉で作った腰おおいのかわりに、皮の衣を作ってアダムとエバに着せてくださったのでした(創世記3章1節―21節)。神は罪人を滅ぼすような方ではなく、罪人を救うために御子イエス様を人としてこの世にお遣わしになり、十字架の死をもって救いの道を開いてくださっただけでなく、御子を死からよみがえらされて死に勝利するいのちを明らかにされ、生ける望みを持つようにしてくださったのでした。イエス様を心にお迎えし、信じたことによって、永遠の死から永遠のいのちに移されたことを思うと神のあわれみがいかに深いかを思わされます。イエス様が命じられた今日のみことば「あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。」に生きるために、心の中に他者に対して、憤りや怒りなどがわきあがってくるような時、すべてをご存知であり、あわれみに満ちている神、十字架の死にまでも従われただけでなく信仰の完成者であるイエス様を仰ぎ見るとともに、日々主のあわれみの中で生かされていることを思い起こし、いつも主に立ち返る生活をしようではありませんか。