高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ(箴言16章18節)

1.イザヤ書1412節―15
2.ダニエル書413節―37
3.ルカの福音書18章9節ー14節
4.コリント人への手紙第二12章1節ー10節

イスラエルの民はエジプトや紅海において神の偉大を体験していながら、欲や恐れに支配されると神と神の約束をないがしろにして、モーセとアロンに「私たちはエジプトの地で死んでいたらよかったのに、できれば、この荒野で死んだほうがましだ。」と言い、「主にそむいてはならない」と警告したヨシュアとカレブを殺そうとしたので、主はヨシュアとカレブ以外の二十歳以上の者は彼らが願ったように荒野で亡くなり、モーセの後継者ヨシュアのものとで荒野を生き延びた民は主のことばに忠実に従って行動したことによってヨルダン川を渡り、エリコを陥落させたのですが、ヨシュアはアイを偵察して来た者の「民を全部行かせないでください。二、三千人ぎらいを上らせて、アイを打たせるといいでしょう。彼らはわずかなのですから。民を全部やって、骨折らせるようなことはしないでください。」と言ったことばに従って三千人を遣わしたのですが敗北したのでしたが、そこには今日の聖句が「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ」と語っているように、エリコの勝利は主が与えてくださったことを忘れて過信して高ぶってしまったことにあったのではないでしょうか。高ぶりや心の高慢は、神よりも人に焦点を合わせて自分と他者を比較し、過信するときに起こりやすいのではないでしょうか。パウロは「だれでも、りっぱでもない自分を何かりっぱでもあるかのように思うなら、自分を欺いているのです。おのおの自分の行いをよく調べてみなさい。そうすれば、誇れると思ったことも、ただ自分だけの誇りで、ほかの人に対して誇れることではないでしょう。(ガラテヤ人への手紙6章3節−4節)」とキリスト者も気をつけなければならないことを語っています。恵みによって救われいることを感謝し、主を忘れないようにしようではありませんか。