あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。(詩篇119篇105節)

1.ヨシュア記11節−9節
2.詩篇119129節―133
3.ヨハネの福音書6章52節ー63節
4.ピリピ人への手紙213節―16

「あながた神の子なら、この石がパンになるように命じなさい。」と言って試みた悪魔に、「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある。」と言われたイエス様のことばに、生きるためにパン、すなわち食べ物を毎日必要としているのと同様に、生き生きと生きるためにはみことばが不可欠であることを読み取ることができるのではないでしょうか。今日の聖句は「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」と、みことばは「足のともしび」、すなわち日々の歩みを確かなものとするものであり、「道の光」、なわち私たちがどこに向かって歩んでいるのかを確かにするものであることを語っているのではないでしょうか。主は神が約束された地にイスラエルの民を導き入れるためにモーセの後を継いだヨシュアに「ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行え、これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが栄えるためである。この律法の書を、あなたの口から離れさせず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行うためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。」と、恐れに勝利する秘訣は神のことばで生きることを教えてくださっていますが、人は完全でないので律法を完全に守ることができませんが、神は御子を人としてこの世にお遣わしになられ、ヨハネの福音書1章17節が「律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現した。」と語っているように、律法にはできないことをしてくださったのでした(使徒の働き13章34節―43節、ローマ人への手紙8章3節)。律法による自分の義ではなく神の義を知ったパウロが「いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。(使徒の働き20章32節)」と再び会うことがないと思われたエペソの長老たちに語ったように日々恵みのみことばで生きようではありませんか。