愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火のような試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、むしろキリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びおどる者となるためです。(ペテロの手紙 第一4章12節―13節)
1.マタイの福音書5章11節―12節
2.ヘブル人への手紙12章2節―11節
3.ヤコブの手紙1章2節ー4節
4.ペテロの手紙 第一1章4節―9節
ペテロは、イエス様を信じたことによって神の守りの中にありながらも、試練に会うけれども、それはやがてイエス・キリストの現れのときには称賛と光栄と栄誉になることを語っています(ペテロの手紙1章4節―7節)。今日の聖句は「愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火のような試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、むしろキリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びおどる者となるためです。」と、試練に会うときに驚かないことと、その試練はキリストと同じ苦しみであり喜ぶべきことであることを語っています。イエス様はご自身を一粒の麦にたとえられてから「今わたしの心は騒いでいる。何と言おうか。『父よ。この時からわたしをお救いください。』と言おうか。いや。このためにこそ、わたしはこの時に至ったのです。(ヨハネの福音書12章27節)」と、ゲッセマネの園でももだえ苦しみながら、神のご計画を成し遂げるために、ご自身を父なる神に委ねられ、十字架の死にまで従われ、死からのよみがえりをもって神の栄光をあらわされたのでした。ヘブル人への手紙12章3節は私たちの心が元気を失ったり、疲れ果ててしまわないためにイエス様のことを考えるように勧めています。主は私たちひとりひとりにご計画をもっていおられることを、信仰の深みに導くためにサタンが仕掛けてくる試練をも益としてくださる信仰の完成者であるイエス様と同じ道を歩ませていただいていることを心に据えるとともに神に愛されていることを喜ぼうではありませんか(ヘブル人への手紙12章6節)。