神は、私たちを暗やみの圧政から救い出して、愛する御子の御支配の中に移してくださいました。この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています。(コロサイ人への手紙1章13節―14節)

1.ヨハネの福音書1章1節ー5節
2.使徒の働き269節―20
3.ローマ人への手紙718節―83
4.エペソ人への手紙2章1節―9節

パウロは「あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。(エペソ人への手紙2章1節―3節)」と、キリスト者になる前は世全体を支配している悪魔の支配下にあったことを語っていますが、世の人々はご自分が悪魔に支配されているなどと思ってもいないのではないでしょうか。世の終わりにはどんな前兆があるのかを問われたイエス様は「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」と仰せられたように、世界のさまざまな地域で民族と民族との対立が起こっていますが、聖書の観点から見ると、民族に関係なく、人は悪魔に支配されているか、御子の御支配の中に生活しているかのどちらかしかありません。悪魔は最初から人殺しで、死をもたらす罪を人が犯すように仕向けましたが、神は罪の解決を与えるために御子イエス様をこの世に人としてお遣わしになりました。今日の聖句「神は、私たちを暗やみの圧政から救い出して、愛する御子の御支配の中に移してくださいました。この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています。」を心に据えて、罪から悪魔の支配から救われていることを感謝するとともにこのクリスマスの時期、イエス様が人として御降誕されなくてはならなかった理由を多くの方が知ることができますように祈りましょう。