あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。(詩篇139篇3節)

1.箴言5章21節
2.ローマ人への手紙 5章20節ー21節
3.ローマ人への手紙 8章33節ー39節
4.ペテロの手紙 第一5章7節ー11節

ペテロは詩篇を引用してからヨハネのバプテスマから始まって、イエス様が昇天された日までの間、いつもペテロたちと行動をともにしたユストとマッテヤの二人のうちのどちらかを、銀貨30枚でイエス様を売った後、そのことを後悔して自死したユダの代わりの使徒にしようと考えて「すべての人の心を知っておられる主よ。この務めと使徒職の地位を継がせるために、このふたりのうちのどちらかをお選びになるか、お示しください。ユダは自分のところへ行くために脱落して行きましたから。」と祈ってくじを引くとマッテヤに当たったので彼を使徒たちに加えたのですが(使徒の働き1章15節―26節)、パウロが「使徒となったパウロ―私が使徒となったのは、人間から出たことではなく、また人間の手を通したことでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中からよみがえらせた父なる神によったのですー(ガラテヤ人への手紙1章1節)」と告白しているように、教会を迫害していたにもかかわらず彼は使徒とされたのでした。人知でも、パウロ自身にとっても考えられないことだったのではないでしょうか。ですから、パウロは「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。(ローマ人への手紙11章33節)」と語っています。今日の聖句「あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。」はダビデのことばです。ダビデは神を知っていたにもかかわらず、神の守りを忘れて自分の考えで行動してさまざまな罪を犯しましたが、彼は常に主に立ち返り、主の恵みがいかほどのものであるかを知ることになったのでした。主は私たちの弱さを、私たちがこの世を去るまでどのように生きているかをご存知でとりなしていてくださるのです(ローマ人への手紙8章34節)。ダビデのように常に主に、主の道に立ち返り、主の恵みに生きるようにしようではありませんか。