神の前では、軽々しく、心あせってことばを出すな。神は天におられ、あなたは地にいるからだ。だから、ことばを少なくせよ。(伝道者の書5章2節)

1.詩篇21節―4
2.詩篇1391節―16
3.マタイの福音書67節―13
4.コロサイ人への手紙3章2節ー3節

イエス様は「祈るとき、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あまたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。だからこう祈りなさい。」と仰せられてから「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。」と、人の手によって造られた神々はこの地にいますが、創造者なるまことの神は天におられることをわきまえて、祈る時にはまず目を、心を、天におられる神に向けることを、神は私たちに何が必要であるかをご存知であることを知って祈るように促されたのでした。イエス様が弟子たちにエルサレムで殺されることと三日目によみがえることを話すと、ペテロは「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずがありません。」とイエス様を引き寄せていさめたのですが、イエス様はペテロに「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と言われたのでした。よみがえられた主にお会いし、聖霊に満たされたペテロは「愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火の試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、むしろ、キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びおどる者となるためです。(ペテロの手紙 第一4章12節―13節)」と語っています。今日の聖句が「神の前では、軽々しく、心あせってことばを出すな。神は天におられ、あなたは地にいるからだ。だから、ことばを少なくせよ。」と、勧めているように、祈る時も、どんな時にも、イスラエルの民のようにつぶやいたり、不信仰に陥らないように天に座しておられ、私たちのためにとりなしていてくださる主を、神は私たちに何が必要であるかをご存知なだけでなくすべてのことを益としてくださることを思い起こし、主を信頼して生活しようではありませんか。