どうか、父なる神と主イエス・キリストから平安と信仰に伴う愛が兄弟たちの上にありますように。(エペソ人への手紙6章23節)

1.ローマ人への手紙425節―55
2.コリント人への手紙第一131節―13
3.コロサイ人への手紙39節―15
4.ヨハネの手紙 第一4章7節ー13節

イエス様は「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。(ヨハネの福音書14章27節)」と弟子たちに仰せられました。確かに、この世が与えることができる平安もありますが、箴言27章1節が「あすのことを誇るな。一日のうちに何が起こるか、あなたは知らないからだ。」と語っているように、将来のことを考えると、恐れや不安に変わってしまい心の安定を欠いてしまうのではないでしょうか。「愛」についても同様で、人が生まれながら持ち合わせている愛は、感情に支配されやすく、極端な場合には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」などという言葉があるように、その人を憎むあまり、その人に関わるすべてのものが憎くなってしまうような弱さをもっているのではないでしょうか。しかし、神の愛は、イエス様が仰せられたように、敵を愛し、のろう者を祝福し、侮辱する者のために祈るというものであり(ルカの福音書6章27節―28節)、十字架につけられたイエス様は「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。(ルカの福音書23章34節)」ととりなされただけでなく父のみこころにそって罪人を救うためにご自身をささげられて神の愛を実践されたのでした。今日の聖句「どうか、父なる神と主イエス・キリストから平安と信仰に伴う愛が兄弟たちの上にありますように。」を心に据えて、この世が与えることのできない平安や愛に生きるためにキリスの中に根ざして生活しようではありませんか(コロサイ人への手紙2章7節)。