キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。(コロサイ人への手紙3章15節)

1.ヨハネの福音書1422節―27
2.ローマ人への手紙814節―17
3.コリント人への手紙 第一27節―16
4.ピリピ人への手紙4章6節―7節

コロナウイルスに限らず、人はさまざまなことを思い煩ったり、心配したりしながらも、想像力を働かせて物事を肯定的に考えようとしますが、その一方で、最悪の状態をも想定して恐れに支配されてしまうことが多々あるのではないでしょうか。主はヨシュアに「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ、雄々しくあれ、恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。(ヨシュア記1章9節)」と、イエス様も弟子たちに心を騒がせないように仰せられたように(ヨハネの福音書14章1節)、聖書は一貫して神の民に対して、思い煩わないように、心配しないように、恐れないように呼びかけています。ローマ人への手紙8章15節は「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくだる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼びます。」と、恐怖は霊の働きによるもので、奴隷のような状態、すなわち心を支配する力があることを語っていますが、キリスト者はこの世を支配している悪魔や悪霊から解放され神の御霊が与えられているのです(コリント人への手紙 第一2章12節)。ですから、今日の聖句が「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。」と語っているように、キリスト者には御霊が与えられキリストと一体とされ、奴隷の霊から解放されていることを感謝するとともに、パウロが「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」と勧めているように、不安や思い煩うようなこと、恐れていることをすべて正直に主に申し上げて主の御手に明け渡し、主が主の時に解決を与えてくださることを感謝して生活しようではありませんか。