わたしが父のみもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。(ヨハネの福音書15章26節)

1.ルカの福音書2444節―49
2.使徒の働き13節―8
3.使徒の働き2章1節ー42節
4.コリント人への手紙 第一21節―12

イエス様は十二弟子に霊を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやすために、汚れた霊どもを追い出す権威をお授けになりましたが、「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町に入ってはいけません。イスラエルの家の失われた羊のところに行きなさい。行って、『天の御国が近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死人を生き返らせ、ツアラアトに冒された者をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただでうけたのだから、ただで与えなさい。(マタイの福音書10章1節及5節―8節)」と仰せられましたが、イエス様は十字架にかけられる前に「わたしが父のみもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。」と、昇天される前にも「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。(使徒の働き1章8節)」と、キリストの証人となるためには聖霊の力が必要であること、遣わされる範囲も全世界に及ぶことを話されたのでした。主は、五殉節(ペンテコステ)に約束された聖霊をお遣わしになったので、聖霊に満たされたペテロは大胆にキリストをあかしされただけでなく、「イスラエルの人々は、このことをはっきりと知らなければなりません。すなわち、神が、今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」と語ったので、人々は心を刺されて「兄弟たち。私たちはどうしたらよいでしょうか」とペテロとほかの弟子たちに尋ねたので、ペテロは「悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。なぜなら、この約束は、あなたがたと、その子どもたち、ならびにすべての遠くにいる人々、すなわち、私たちの神である主がお召しになる人々に与えられているからです。・・この曲がった時代から救われなさい。」と、言われたことばを受け入れた3000人がバプテスマを受け教会が生まれたのでした(使徒の働き2章1節―47節)。聖霊に満たされたペテロは、もはや自分の信仰を誇るようなことはせず、キリストをあかしするキリストの証人となったのでした(使徒の働き3章12節及び16節)。イエス様は「御霊はわたしの栄光を現します。(ヨハネの福音書16章14節)」と仰せられました。今日はペンテコステです。すべてのキリスト者には聖霊が与えられていますから、自分に生きて神の聖霊を悲しませたり(エペソ人への手紙4章20節)、御霊を消すような生き方をしないように(テサロニケへの手紙 第一 5章19節)、私たちのためにいのちをささげただけでなく、死からよみがえられ、永遠のいのちを明らかにされ、生ける望みを与えてくださった主に栄光を帰して、キリストの証人として生きようではありませんか(ペテロの手紙第一1章3節)。