どうか、私たちの主イエス・キリストと、私たちの父なる神、すなわち、私たちを愛し、恵みによって永遠の慰めとすばらしい望みとを与えてくださった方ご自身が、あらゆる良いわざとことばとに進むよう、あなたがたの心を慰め、強めてくださいますように。(テサロニケへの手紙 第二 2章16節―17節)

1.コリント人への手紙 第一15章16節―21節
2.コリント人への手紙 第二 1章3節−5節
3.エペソ人への手紙21節―10
4.ペテロの手紙 第一 1章3節―4節

福音書のペテロや弟子たちはイエス様と寝食をともにし、数々の奇蹟を見、群衆にはたとえで話された内容を解き明かしていただきましたが、主が捕らえられると、弟子たちは家に帰ってしまい、捕らえられたイエス様の後を遠くから様子をうかがいながらつけていったペテロも人を恐れ三度イエス様を知らない、と言いましたが、死からよみがえられたイエス様にお会いし「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。(ペテロの手紙 第一1章3節)」と、神が与えてくださった望みについて語りました。パウロは「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。(ローマ人への手紙8章38節―39節)」と神の愛はキリスト・イエスによって示されたことを語るとともに、「私たちの主イエス・キリストの父なる神、慈愛の父、すべての慰めの神がほめたたえられますように。神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。(コリント人への手紙 第二 1章3節―4節)」と神がどのような方であるかを語っています。今日の聖句「どうか、私たちの主イエス・キリストと、私たちの父なる神、すなわち、私たちを愛し、恵みによって永遠の慰めとすばらしい望みとを与えてくださった方ご自身が、あらゆる良いわざとことばとに進むよう、あなたがたの心を慰め、強めてくださいますように。」はパウロの祈りです。彼は、私たちが良いわざとことばに進むことができるためには神の慰めが必要であり、神に強めていただく必要があること、そのためには神がどのような方であり、どのようなことをしてくださったかを心に留め、ペテロが「あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。(ペテロの手紙 第一1章21節)」と語っているように、主に拠り頼み、主がご用意くださっている良いおこない(エペソ人への手紙2章10節)やよいことば、すなわち、神がどのような方であるかを人々に語り告げようではありませんか。