あなたのみこころを行うことを教えてください。あなたこそ私の神であられますから。あなたのいつくしみ深い霊が平らな地に私を導いてくださるように。(詩篇143篇10節)

1.ネヘミヤ記99節―20
2.ヨハネの福音書1422節―27
3.ローマ人への手紙822節―27

パウロは「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ人への手紙12章2節)」と、語るとともに「私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。この知恵を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。まさしく聖書に書いてあるとおりです。『目が見たこともないもの、耳が聞いたことのないもの、そして人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。』神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかだれが知っているでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにだれも知りません。とこで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜ったものを、私たちが知るためです。(コリント人への手紙 第一 2章7節―11節)」と、みこころを行うためにはまず、みこころを知る必要がありますが、それは御霊によらなければわからないことを語っています。しかも、イエス様を信じた者にのみ御霊は与えられるために(ヨハネの福音書7章38節ー39節)、パウロもイエス様を信じる前は律法による自分の義に生き、御霊を持たず神のみこころがわからずにキリスト者を、教会を迫害していたにも関わらずいつくしみ深い聖霊に満たされたキリスト者となったパウロは、神のみこころを知る者となり、福音宣教の働きをする者となり、迫害されても(コリント人への手紙 第二 6章1節―10節)、神のしもべとして生きられたのでした。今日の聖句が「あなたのみこころを行うことを教えてください。あなたこそ私の神であられますから。あなたのいつくしみ深い霊が平らな地に私を導いてくださるように。」を心に留めて、イザヤ書26章7節が「義人の道は平らです。あなた義人の道筋をならして平らにされます。」と語っているように、道だけでなく住んでいる地を平らにしてくださる神を「私の神」と告白し、自分の力や考えで神のみこころを知ろうとするのではなく、みこころをよくご存知で、みこころにかなったとりなしをしてくださっているいつくしみ深い聖霊を悲しませたり、消すようなことなく、聖霊様の助けを得て神のみこころをはっきり語っているみことばに生きようではありませんか。