あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。(ペテロの手紙第一1章21節)
1.マルコの福音書5章25節―34節
2.使徒の働き3章1節―10節
3.ローマ人への手紙10章10節―17節
4.ペテロの手紙第一1章3節―9節
パウロは「私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。」と、信仰は神から各自に与えられているのであるがゆえに、他のキリスト者と自分を比較して高ぶることのないように、また卑下することのないように勧めています(ローマ人への手紙12章3節)。イエス様から「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。」と、言われたにも関わらずペテロは「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と豪語したのですが、イエス様は「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」と仰せられたように女中さんやふたりの男性からイエス様と一緒にいたことを指摘されると三回とも否定し、三回目にイエス様が振り向いてペテロを見つめると、ペテロは言われたことを思い出して外に出て激しく泣いたのですが、死からよみがえられたイエス様はペテロに会いに来てくださったのでした。ペテロは復活の主にお会いして生ける希望を持つ者となり、「あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。」と励ましておられます。自分には信仰がないと思っても、信仰がなくならないようにイエス様が祈っていてくださることを感謝するとともに、やがて天国で永遠に主とともに生き続けられるという生ける希望が与えられていることを喜ぼうではありませんか。