主よ。まことにあなたはいつくしみ深く、赦しに富み、あなたを呼び求めるすべての者に、恵み豊かであられます。(詩篇86篇5節)
1.詩篇85篇1節―5節
2.詩篇103篇8節―14節
3.哀歌3章22節―26節
4.ローマ人への手紙10章9節―13節
イエス様は「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょうか。」と尋ねたペテロに「七度まで、などとわたしは言いません。七度を七十倍するまでと言います。天の御国は、地上の王にたとえることができます。」と仰せられ、一万タラントの借りのあるしもべを王が赦される、というたとえ話をもって神の赦しには制限がないことを語られました。ペテロは七度、すなわち、七は地上における完全数であったために彼は七度と言われましたが、主は天の御国にはこの世の基準を超えた赦しの世界があることを示唆されたのではないでしょうか。イスラエルの民は、多くの奇蹟をもって主が守ってくださること、荒野においても、昼は雲の柱をもって、夜は火の柱をもってお導きくださったこと、すべての必要を満たしてくださる方であることを体験していたにもかかわらず、欲や自分の思いにとらわれてしまうと、主を信じないで罪を犯すようなことを繰り返ししましたが、苦境に立たされると、主に立ち返り、主に救いを求めると、主は「自業自得」などと言わずに、主は必ず彼らを救い、祝福を与えられたのでした。今日の聖句が「主よ。まことにあなたはいつくしみ深く、赦しに富み、あなたを呼び求めるすべての者に、恵み豊かであられます。」と語っているように、イスラエルの民が主を捨てても、主を呼び求めると、主はご自分の民を捨てるようなことはせずに恵みを与えられたのでした。毎朝、主の恵みとあわれみがあることを心に据えて(哀歌3章22節―25節)感謝し、主がどのような方であるかを忘れずに主を信頼し、主をほめたたえて生活しようではありませんか