まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうこともなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを求めたとき、聞いてくださった。(詩篇22篇24節)
1.詩篇18篇25節ー27節
2.詩篇34篇15節ー20節
3.ローマ人への手紙5章17節ー21節
4.ローマ人への手紙8章27節ー20節
カインは主がアベルとそのささげ物とに目を留められたのに、自分と自分のささげ物に目を留められなかったために怒り、顔を伏せたので、主が「あなたが正しく行ったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行っていないなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきだ。」と仰せられたにもかかわらず、弟アベルを殺害してしまったので、主が「今や、あなたはその土地にのろわれている。その土地は口を開いてあなたの手から、あなたの弟の血を受けた。それで、あなたがその土地を耕しても、土地はもはや、あなたのために力を生じない。あなたは地上をさまよい歩くさすらい人となるのだ。」と仰せられたので、カインが「私の咎は、大きすぎて、にないきれません。ああ、あなたはきょう私をこの土地から追い出されたので、私はあなたの御顔から隠れ、地上をさまよい歩くさすらい人とならなければなりません。それで、私に出会う者は、だれでも、私を殺すでしょう。」と申し上げると、主は「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復習を受ける。」と仰せられ、だれも彼を殺すことのないように一つのしるしを与えられただけでなく、カインを救うために、その土地、すなわち土地を耕しても収穫が得られないのろわれた地から追い出されたのでした。結局彼はさすらう者ではなく息子も与えらてエノクという町を建てたのでした(創世記4章1節ー17節)。悩みの原因はさまざまですが、カインのように自分の過ちによってもたらされたものであっても、今日の聖句が「まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうこともなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを求めたとき、聞いてくださった。」と語っているように、悩みを正直に主に申し上げ、主に助けを求めるなら、考えもしなかった恵みによる祝福が与えられるのではないでしょうか。