いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。(コリント人への手紙 第一13章13節)
1.ローマ人への手紙4章19節―5章5節
2.ローマ人への手紙8章38節―39節
3.コリント人への手紙第一12章31節-13章7節
4.ヨハネの手紙第一4章7節―10節
パウロは今日の聖句の前に「みながいやしの賜物を持っているでしょうか。みなが異言を語るでしょうか。みなが解き明かしをするでしょうか。あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。(12章30節-31節)」と語ってから、「愛」、すなわち「神の愛」の質について語っています(13章4節―6節)。ところで、御霊によって与えられる賜物よりも「よりすぐれた賜物」についてですが、パウロの「だれもみな自分自身のことを求めているだけで、キリスト・イエスを求めていない。」ということばから、また「主を求めることこそ、すべてにまさるわが喜び」という歌詞にあるように、イエス様ご自身について語っているのではないでしょうか。ところで、今日の聖句は「いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」と語っていますが、その理由をローマ人への手紙5章2節―5節の「またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みの信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます。そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって神の愛が私たちの心に注がれているからです。」というみことばに見ることができるのではないでしょうか。信仰も希望も神の愛によって実現したからではないでしょうか。キリスト者には神の愛が与えられていることを心に据えるとともに、神の愛に生きるために、パウロが勧めているように、すべてのことについて理解する力を必ず与えてくださる、死者の中からよみがえられたイエス様をいつも思って生きようではありませんか(テモテへの手紙第二2章7節―8節)。