私たちの日ごとの糧を毎日お与えください。(ルカの福音書11章3節)

1.マタイの福音書4章1節ー4節
2.マタイの福音書6章26節ー34節
3.ルカの福音書12章13節ー31節
4.ヨハネの福音書6章32節ー63節

祈りを終えたイエス様に弟子のひとりが「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください。」と申し上げると、イエス様は祈る時には「父よ。 御名があがめられますように。御国が来ますように。」と、まず神と神の国のことに心を向けるように仰せられてから「私たちの日ごとの糧を毎日お与えください。」と、「私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください。(マタイの福音書6章11節)」と、この世を去るまで毎日、きょうも日ごとの糧を祈ることを勧めています。ところで、空腹を覚えられたイエス様に「あなたが神の子なら、この石がパンになるように命じなさい。」とイエス様を試みた悪魔にイエス様が「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある。」と仰せらたように日ごとの糧には二つの要素があるのではないでしょうか。主は荒野で人々が生きるためにマナを与え、肉が食べたい、というとうずらを降らせられました。パウロはエペソの長老たちに「いま私は、あなたがたを神と恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせることができるのです。(使徒の働き20章 32節)」と話されました。イエス様は父なる神は私たちがお願いする先に、私たちの必要をご存知であることを語られてから、最終的に神の国とその義をまず第一に求めるなら人が生きるために必要な食糧も与えてくださることを約束されました(マタイの福音書6章8節及び27節ー33節)。毎日「恵みのみことばをきょうも与えください。」と祈ろうではありませんか。