何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4章6節ー7節)
1.詩篇62篇5節ー8節
2.ヨハネの福音書16章24節ー33節
3.ローマ人への手紙4章25節ー5章5節
4.ペテロの手紙第一5章7節ー11節
今日の聖句はまず「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたの願い事を神に知っていただきなさい。」と、キリスト者であっても思い煩うことが多々あることを語るとともに、そのような時、思い悩むよりも思い煩っていることを祈りをもって正直に主に申しあげる時も、思い煩っていることが解決し良い結果をもたらすように願って祈る時も、感謝をもって祈ったり願ったりするように勧めているのは、「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」と、私たちの心や思いが守られるためであり、それは私たちが色々思案して自分に「大丈夫」と言い聞かせるような人間の知恵でなく、神の平安であってそれはイエス様との関係のあり方にかかっている事を語っています。イエス様は「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしが与えるのは、この世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。(ヨハネの福音書14章27節)」と、この世が与えるような平安、すなわち気休めではなからではないでしょうか。思い煩いや心配は、私たちが主を信頼し、主に委ねる信仰に生きているかどうかを吟味する働きをもたらすのではないでしょうか。弱さの中に力強く働いてくださる主を見上げ(コリント人への手紙第二12章9節)、思い煩いや心配事、私たちの思いを主に明け渡し、主からの平安をいいただいて生きるようにしようではありませんか。