主はあなたに告げられた。人よ。何が良いことなのか。主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか。(ミカ書6章8節)

1.創世記6章8節ー9節
2.出エジプト記33章11節ー17節
3.ヨシュア記1章1節ー9節
4.箴言3章3節ー6節

「先生。永遠のいのちを得るためにはどんな良いことをしたら良いのでしょうか。」とい尋ねた金持ちの青年にイエス様が「なぜ良いことについて、わたしに尋ねるのか。良い方は、ひとりだけです。もし、いのちに入りたいと思うなら、戒めを守りなさい。」と仰せられると、彼は「どの戒めですか。」と尋ねたので、イエス様が「殺してはならない。姦淫してはならない。偽証してはならない。父と母を敬え。あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」と具体的に話されると、彼は「そのようことはみな、守っています。何かまだ欠けているのでしょうか。」と質問したので、イエス様の「もし、あなたが完全になりたいなら、帰って、あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについてきなさい。」ということばを聞いたその青年は悲しんで去って行ったのでした。彼は、戒めはみな、守っている、と高ぶって豪語しましたが、実際は隣人ではなくお金を愛したために、イエス様について行くことができなかったのでした(マタイの福音書19章16節ー22節)。今日の聖句は何が良いことで、何を主が求めているかというと、「ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むこと」と語っています。モーセは「もし、あなたご自身がいっしょにおいでにならないなら、私たちをここから上らせないでください。(出エジプト記33章15節)」と、神とともに歩むことを願ったのでした。ですから民数記12章3節は「さて、モーセという人は、地上のだれにもまさって非常に謙遜であった。」と語っています。公義を行い、誠実を愛することは人間関係に関わることですが、それを実行するために不可欠なのは神との関係にあることを主は教えてくださっています。