知恵ある者はだれか。その人はこれらのことを悟るがよい。悟りある者はだれか。その人はそれを知るがよい。主の道は平らだ。正しい者はこれを歩み、そむく者はこれにつまずく。(ホセア書14章9節)

1.マタイの福音書15章1節ー12節
2.ルカの福音書7章18節ー23節
3.ヨハネの福音書6章32節ー69節
4.ペテロの手紙第一2章6節ー8節

イエス様が弟子たちにご自分がエルサレムで長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを示し始めると、ペテロがイエス様を引き寄せて「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」といさめ始めると、イエス様は振り向いて「下がれ、サタン。あなたはわたしの邪魔をする(2017年訳:つまずかせる)ものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」とペテロに仰せられたように、つまずかせる働きはサタンによるものであり、神と神のことばに逆らうように仕向けるのでした。パウロは「怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔(サタンとも呼ばれる)に機会与えないようにしなさい。」と語ってからサタンの罠に陥らない秘訣として「無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさい悪意とともに、みな捨て去りなさい。お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」と、罪人を救うために御子イエス様をお遣わしくださった神と罪人(私たち)の身代わりに十字架上につけられながら「父よ。彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか自分でわからないのです。」と祈れたイエス様のことを考えるように勧めています。人につまずく時、主の存在を忘れているのではないでしょうか。ペテロは三度イエス様を知らない、と言いましたが、その罪は赦され、「信仰と希望は神にかかっている。」と失敗を通して真理を知ったのでした。人はみな不完全なので多くの点で失敗することを、しかし、主の道、すなわち、主はどんな失敗もすべてのことを働かせて益に変えてくださることを心に据えて生きるなら、つまずくことがないことを今日の聖句は語っているのではないでしょうか。主がどのような方かを、サタンの働きがどのようなものなのかを忘れないようにしようではありませんか。