イエスは舟から上られると、多くの群衆を見、彼らを深くあわれんで、彼らの病気を癒された。(マタイの福音書14章14節)

1.詩篇103篇8節ー14節
2.ルカの福音書17章11節ー19節
3.ルカの福音書18章35節 ー43節
4.テモテへの手紙第一1章12節ー17節 

パウロは挨拶としてテモテ以外のすべての書簡にはローマ人への手紙1章7節に見られるように「私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。」という祈りが捧げられていますが、テモテへの手紙第一1章2節には「信仰による真実のわが子テモテへ。父なる神と私たちの主なるキリスト・イエスから、恵みとあわれみと平安とがありますように。」と、テモテへの手紙第二1章2節にも「愛する子テモテへ。父なる神および私たちの主キリスト・イエスから、恵みとあわれみと平安がありますように。」と、親子関係を意味する「子」ということばとともに恵みと平安の間に「あわれみ」ということばが書かれています。テモテの手紙を読むと、テモテが弱さを抱え、苦悩しておられることがわかります。パウロは「私は以前は、神をけがす者、暴力をふるう者でした。それでも、信じていないときに知らないでしたことなので、あわれみを受けたのです。私たちの主の、この恵みは、キリスト・イエスにあっる信仰と愛とともに、ますます満ちあふれるようになりました。(テモテへの手紙第一1章12節ー13節)」と、ご自身の経験からあわれみがもたらすものを語って励ましています。「イエスは舟から上られると、多くの群衆を見、彼らを深くあわれんで、彼らの病気を癒された。」という今日の聖句からも、神のあわれみは神の働きをもたらすものであることがわかります。病の中におられた人々がイエス様に声を張り上げて「あわれんでください。」と申し上げると、主は彼らをいやされたのでした。病に限らず、苦悩している時、思い悩んでいる時、主に「あわれんでください。」と申し上げようではありませんか。