心に知恵のある者は悟りある者ととなえられ、その快いことばは理解を増し加える。(箴言16章21節)

1.出エジプト記36章1節―8節
2.列王記第一3章3節―12節
3.イザヤ書11章1-2節
4.ヤコブの手紙3章13節―17節

主から「あなたに何を与えようか。願え。」と尋ねられたソロモンが「善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。さもなければ、だれに、このおびただしいあなたの民をさばくことができるでしょうか。」と応えたので、主が「わたしはあなたに知恵の心と判断する心とを与える。あなたの先に、あなたのような者はなかった。また、あなたのあとに、あなたのような者も起こらない。」と仰せられたように(列王記第一3章3節―12節)、今日の聖句が「心に知恵のある者は悟りある者ととなえられ、その快いことばは理解を増し加える。」と語っているように、シバの女王の難問をすべて説き明かしたので、彼女が驚嘆するほどの知恵を主からいただいたのでした。その知恵をもって彼は「日の下」、すなわちこの世の知恵や知識を分析した結果として「実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみをます。」と結論づけられました。確かにこの世の知恵は神を知る力を持っていませんし、努力によって研究を重ね、知識を増して宇宙に探索機を送ることできても、それは心ではなく頭に蓄えられものであり、かえって高ぶりをもたらすために神を認めるよりも、いまだに人類の誕生や地球誕生を悟ることができずに試行錯誤を重ね続けています。上からの知恵、すなわち神の霊感によって書かれた神の知恵であるみことばを、心に植えつけられたみことばをすなおに受け入れて、恵みのみことばによってさまざまなことを悟らせていただき心に知恵のある者として、神の力、神の知恵であるキリストにあって成長させていただくように生きようではありませんか(コリント人への手紙第一1章24節)。