いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。(エペソ人への手紙5章20節)
1.ローマ人への手紙3章19節―26節
2.ローマ人への手紙8章28節―30節
3.ローマ人への手紙11章25節―36節
4.テサロニケへの手紙第一5章15節―18節
パウロは「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。それゆえ、彼らは神を知っていながら、その神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなりました。彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、不滅の神の御栄えを、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました。(ローマ人への手紙1章20節―23節)」と語っているように、世の人々は、創造者なる神よりも、人をはじめさまざまな被造物を神として拝み、それを敬虔なものと考えているのではないでしょうか。パウロは、創造者なる神を知る者とされたキリスト者に「いつでも、」「すべてのことについて、」「私たちの主イエス・キリストの名によって」「父なる神に感謝しなさい。」と、信仰に生きるための4つ留意点を語っています。「いつでも」とは、どんな状況にあっても、どんな時であろうと、感情が何を訴えようとそれに左右されないようにすることであり、「すべてのことについて」とは、さまざまな出来事に左右されないことですが、それらのことを可能にする秘訣は、十字架の死をもって罪や死、この世を支配している悪魔から贖ってくださった恵みに満ちておられるイエス様を私たちの主人と認めるとともに、神は愛する御子イエス様をお遣わしくださっただけでなく、すべてのこと、すなわち私たちの過ちや失敗さえも益としてくださることを知るなら、必然的にイエス様の名によって父なる神に感謝する人生を歩めるようになるのではないでしょうか。神に愛されていることを忘れずに生きようではありませんか。