神は馬の力を喜ばず、歩兵を好まない。主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる。(詩篇147篇11節)
1.詩篇25篇4節―10節
2.詩篇33篇13節―22節
3.イザヤ書30章15節―18節
4.哀歌3章19節―24節
神から「あなたに何を与えようか。願え」と問われた時、ソロモンは神を愛していたので「善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。」と申し上げると、神は彼に知恵の心と判断する心を与えられただけでなく、富も誉をも与えることを約束されたように富と知恵とにおいて地上のどの王よりもまさっていましたが、申命記17章16節に「王は、自分のために決して馬を多くふやしてはならない。馬をふやすためだといって民をエジプトに帰らせてはならない。『二度とこの道を帰ってはならない。』と主はあなたがたに言われた。」とありますが、ソロモンはエジプトから馬を輸入し、騎兵一万二千人を持っていたのでした。シェバの女王は「なんとしあわせなことでしょう。あなたにつく人たちは。なんとしあわせなことでしょう。いつもあなたの前に立って、あなたの知恵を聞くことのできるこの、あなたの家来は。」と言いましたが(歴代誌第二9章1節―7節及び22節―25節)、ソロモン自身は「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益となろう。(伝道者の書1章2節―3節)」と語っていますが、それは、「日の下」すなわち、この世は労苦を与えることはできても罪や死から救う力を持っていないどころか、神を忘れさせるような働きがあるからではないでしょうか。ソロモンは「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れ、神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。(伝道者の書12章13節)」と語っています。今日の聖句「神は馬の力を喜ばず、歩兵を好まない。主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる。」を、「恵みによって心を強めることは良いことです。(ヘブル人への手紙13章9節)」を、主がどんな偉大な方であるかを忘れずに、恵みとまことに満ちておられる主を信頼して、恵みの上にさらに恵みを受ける人生を歩もうではありませんか(ヨハネの福音書1章14節及び16節)。