万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。(ペテロの手紙第一4章7節)

1.使徒の働き2章1節ー36
2.テモテへの手紙第一2章1節ー6節
3.テモテへの手紙第二3章1節ー5節
4.ヘブル人への手紙1章1節ー12節

NASA(アメリカ航空宇宙局)は火星をシミュレーションして火星でどのように生活できるかを来年から実験するようですが、地球の状態がどのようなものであるかをNASAの科学者たちは知っておられ、私たち一般人以上に危機感をもっているのではないでしょうか。ヘブル人への手紙1章1節―2節が「神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。」と語っているように、イエス様は宮が破壊されることをや世の終わりについて、弟子たちが「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」と尋ねると、人に惑わされないように警告するとともに戦争が起こること、民族が民族に敵対すること、方々にききんと地震が起こることを話されるとともに、最終的に天地が滅びることやご自身の再臨についても語られました。ですから、すでに終わりの時はイエス様がこの世のご降誕されたことによって始まっているのです。そのような終わりの時、人々は自分を、お金を、神よりも快楽を愛し、みかけは敬虔そうでもその実を否定するようになることをテモテの手紙第二3章1節―5節は語っています。ところで、テモテへの手紙第一2章1節は「すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。」と勧めていますが、それは神の御前において良いことで、喜ばれることであることを語るとともに、神の願いはすべての人が救われて、真理を知るようになることを神が望んでいるからであることを語っています(テモテへの手紙第一2章3節―4節)。今日の聖句「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」を心に据えて、この世と調子を合わせて神以外のものを愛するのではなく、十字架と復活を心にしっかり据えて、人々の救いのために祈ろうではありませんか。