あなたを攻めるために作られる武器は、どれも役に立たなくなる。また、さばきの時、あなたを責めたてるどんな舌でも、あなたはそれを罪に定める。これが、主のしもべたちの受け継ぐ分、わたしから受ける彼らの義である。―主の御告げー(イザヤ書54章17節)

1.ゼカリヤ書31節―5
2.ローマ人への手紙828節―34
3.コリント人への手紙126節―31
4.エペソ人への手紙6章10節ー20節

アブシャロムが謀反を起こしたためにダビデはエルサレムを去ってパフリムまで来ると、サウル家の一族のひとりシムイはダビデと家来に向かって石を投げたり、「出て行け、出て行け。血まみれの男、よこしまな者。主がサウルの家のすべての血をおまえに報いたのだ。サウルに代わって王となったおまえに。主はおまえの息子アブシャロムの手に王位を渡した。今、おまえはわざわいに会うのだ。おまえは血まみれの男だから。」などと、いつわりのことばをもってのろったりしましたが、ダビデは「たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださる。」とシムイの首をはねさせることを願ったアビシャイや家来たちに言い、道を進んでいったのですが、シムイは平行して歩きながら、のろったり、石を投げたり、ちりをかけたりしていたのですが(サムエル記第二16章5節―13節)、アブシャロムが戦死したためにダビデと家来たちがエルサレムに帰還する途上、シムイはユダの人々と一緒に千人のベニヤミン人を連れてダビデのもとに下って来て「わが君。どうか私の咎を罰しないでください。王さまが、エルサレムから出ていかれた日に、このしもべが犯した咎を思い出さないでください。王さま。心に留めないでください。このしもべは、自分の犯した罪を認めましたから、ご覧のとおり、きょう、ヨセフのすべての家に先立って、王さまをお迎えに下ってまいりました。」と謝罪したのでした(サムエル記第二19章14節―20節)。神が人を用いられるように悪魔も人を使ってさまざまな攻撃をするだけでなく、さまざまな火矢を射って来ますが、信仰の大楯を取るなら、どんな火矢でも消すことができることをパウロは語っています(エペソ人への手紙6章16節)。罪悪感や罪責感を抱えて悩むようなとき、今日の聖句「あなたを攻めるために作られる武器は、どれも役に立たなくなる。また、さばきの時、あなたを責めたてるどんな舌でも、あなたはそれを罪に定める。これが、主のしもべたちの受け継ぐ分、わたしから受ける彼らの義である。―主の御告げー」を思い起こし、イエス様を信じたことによって罪が赦されているだけでなく、取り除かれている(ヨハネの福音書16章33節)恵みをしっかり握って主をほめたたえようではありませんか。